あらゆる診療科と連携し、画像診断,核医学,IVR,放射線治療と、多方面から病院全体を支えるのが「放射線科」の特徴です。病院に欠かせない「相談役」として頼りにしていただいています。
また、定期カンファレンスにより、診断から治療まで、常に医療技術の向上を目指しております。
全ての診療科との「チーム医療」を専門的知識によりサポートすることから、「Dr's Dr」と頼りにされる存在、それが「放射線科医」です。画像診断、癌治療における病院合同カンファレンスで専門的な意見を求められ、その見解により治療方針が決定していくこともあります。
当科は体部診断、神経診断、IVR、核医学、放射線治療の5グループに分かれ、診療に当たっています。CTでは64列機を含むMDCT2台体制でフル稼働し、MRIでは、「3.0TMRI機」が導入し、3台体制となりました。
IVRでも、昨年、「IVR-CT機」を導入し、核医学でも、PET-CT及び種々のシンチグラフィーを行っております。
また、放射線治療でも高精度治療機をそろえ、全ての分野において、まんべんなくバランスの取れた教育を受けることが可能になっております。
決して大きな医局ではなく、むしろ、こじんまりとした医局ですが、その分、スタッフの顔が見えるため、アットホームな医局ともいえます。
医局内の各部門も、向こう三軒両隣状態で、お互いに質問や相談をしやすい雰囲気です。各スタッフの人柄もよく、ヘンな質問にも(オオムネ)快く答えてくれる人ばかりです。
Our department consists of five sections, including 1) Body Imaging, 2) Nuclear medicine,3) Neuroradiology, 4) Vascular and Interventional Radiology, and 5) Radiation Oncology. We have one 3T MRI, two 1.5T MRI, three MDCT, one PET-CT, two SPECT, one IVR-CT system,two linear accelerators and one brachytherapy machines.
Making full use of these state-of-the-art equipments,we are providing medical services of high quality in the fields of both diagnostic and therapeutic radiology, playing an important role not only in Fukuoka University hospital, but also in our district. We are vigorously undertaking several clinical researches in the specialized fields of radiology and also in collaboration with clinicians in other departments. Our service is always patient-oriented and we firmly believe that our service contribute to the high quality patient care in Fukuoka University Hospital.
現在、日本における放射線科専門医はまだまだ不足しており、CT/MRIなどの画像診断検査数(人口当たり)は世界第二位というデータがありながら、人口当たりの専門医数は先進国中最も少ないというのが現状です。
つまり、放射線科分野はまだまだ売り手市場!であり、今後も発展が見込める医療分野なのです。だからこそ、あなた達、若い・やる気のある医師を、当医局は心から必要としています。
がん対策基本法で放射線治療は重点支援項目となっています。日本放射線腫瘍学会の構造調査によると、米国並みに60%のがん患者が放射線治療を受けるとすると、1300人もの専門医が必要となるため、若い医師の育成が急務となっています。